噛む子を育む離乳食【手づかみ離乳食後期】赤ちゃんの心の成長とレシピ

お座りするあかちゃんの写真

11月のご挨拶

今年も残り1ヶ月ちょっととなりました。自宅のベランダからは夕方山頂に白い雪を乗せた富士山と一緒に美しい夕焼けがきれいにみえる季節となりました。夕飯の煮物を煮る匂いが漂う居間で洗濯物をたたむ時間がまた心が休まる時間です。

先日は、新日本フィルハ―モニーでフォアシュアシュピラーを務める佐々木絵理子さんがプロデュースされたクラシックコンサートに夫と出かけてきました。音楽のことは、あまり詳しくはありませんがCDで聴くのとコンサートホールで生の演奏を聴くのは感動や感じ方が一味違います。これからは今までと違う行動をしていこうと思う日この頃です。

手づかみ離乳食後期について

今回は、【手づかみ離乳食後期】についてお伝えします。

手づかみ離乳食後期の目的

食べ物から栄養を摂取し、離乳食を中心に生活のリズムを整えていくこと。食べこみが出来るようになってくる時期です。

手づかみ離乳食後期(3回食)へ移行する体の状態

授乳のリズムが出来ている

  • 離乳食後すぐに授乳をしていないこと
  • 離乳食後の授乳が3~4時間空いている
  • 2回食が食べ込めている

≪大事≫※食べないから、離乳食の量が少ないからと食後すぐに授乳していると離乳食の食べる量が増えない傾向です。

赤ちゃん自身の判断で手に触れたものを口に入れる。おもちゃを口の奥まで入れる

この時期、自分の目で見て食べると赤ちゃんが自分で決めて食べているのかもしれません。

🍁仮説ですが子どもが奥行を学んでいるのかもしれません。🍁

  • 無理やり両手でお口の中に食べ物を詰め込むしぐさもみられます
  • おもちゃをガバットと噛む

自らお座りが出来る

自分でお座りが出来るほどに筋肉が体を支えられるか?確認する。

ズリバイができる

お腹をうかせて、四つん這いの準備がはじまっています。

レシピ付き!手掴み離乳食後期 3回食からどんなものをあたえる?

出汁や味付け

混合だし+醤油1~2滴になります。

タンパク質

マグロやアジ

片栗粉をまぶしてだし汁で弱火で煮る+とろみ(これが大事です)

鶏ささみひき肉ソーセージ

  • 鶏ささみ30g
  • 豆腐20g
  • 玉ねぎ15g
  • 人参のすりおろし大匙2分の1
  • パン粉
  • かたくり粉

これらの混ぜ合わせをソーセージの形にしてラップで包み蒸し器で蒸す。

主食

5倍粥

米30gに対して水150cc

米:水=1:5の割合で鍋で炊く

離乳食後期は、どんな食器を使うのがよいか

食器に関して色々なお考えがあると思いますが、離乳食後期になると食べ物と食器の区別がついてくるようになるので陶器がおすすめです

重さや感触を感じることも大切な経験。

この時期にお子さんの専用の陶器の食器を準備してあげることをお勧めします。

離乳食後期のお口の状態とお食事の特徴

乳歯が前歯4本そして下にも4本生えてきて、上下8本の歯が生えてくる子が多いいです。

手づかみ離乳食後期の後半にもなるとこんな特徴がみられます。

  1. 離乳食を食べなくなることがある
  2. ばっかり食べになることも

たとえば、白いご飯しか食べない等のお悩みを聴きます。

気を付けて欲しい事

離乳食を食べないからといって、色々な味をつけないでくださいね。

たとえばこんなコトをしていませんか?

  • ケッチャップ味にする
  • フルーツを与える
  • パンを与える
  • ごはんにふりかけ
  • ご飯におかずをまぜまぜする

上記の対応をするのは、何故でしょうか?

保護者の皆さんは不安からの行動のようです。実際私自身も子育て期に色々不安になったり心配しました。

しかし今、改めて離乳食と赤ちゃんについて学んでいると実はあまり心配いらないようです。

正常な発育の通過点です。むしろ食べないからと言って上記のような対応すると、味覚が育くまれない恐れがあります。

離乳食後期、おやつは必要?

離乳食のこの時期まではあげない方がうまくいきます。一般的に与えている赤ちゃんせんべい、卵ボーロはいりません。

まとめ

「ばっかり食べ」や「離乳食を順調に食べない!」など、今まで思い通りに成長してきたお子様の様子が変わって来るようです。

ここは、慌てずドーンと構え、食べないから栄養が足りない等と心配してミルクや母乳を離乳食後に足さず一歳を目安に授乳の卒業を見据えて離乳食と授乳のリズムをしっかり作って欲しいです。

🍒惠子ママのつぶやき🍒

離乳食や子育てについて学べば学ぶほど自分自身の子育てに反省をします。

子育てについて正しい知識を知らない無知と不安から誤ってた対応が多かったな❤と思います。

そんな反省ばかりの私が、お母さま方に何かお伝えすることに実は抵抗がありました。
しかし反省が多い私だからお伝えできることがあるのではと今では思っています。

そしてできれば1歳まで、もっと言うならば3歳までお母さまが愛するお子様の傍で、子育てがゆったりと出来る世の中になって欲しいと思います。

社会や国を挙げてこの対策をして、情緒の安定した、健康でむし歯のないお子様を安心して子育てできるようになってと願います。

そして私も野上歯科医院の中で具体的に子育て支援に関わっていきたいと思っています。

野上歯科医院 hahahaサロンさくらんぼ🍒ロイヤルむし歯予防マイスター®野上恵子