映画についての続編

以前に私が今までに見た映画の中でべスト3に入るのが、アラビアのロレンスと
七人の侍、ゴッドファーザー1,2である事を書きました。
今回はその中の七人の侍について書いてみようと思います。
この映画は昭和29年に製作されていますから、丁度私の生まれる3年前で、もうかれこれ60年近く前の作品です。
さすがに白黒画面で古さは感じさせるものの、その内容は全く古臭くありません。
ストーリーに関しては、ご存知の方も多いと思いますので、ここでは簡単に説明します。
あらすじは農民によって集められた七人の侍が無報酬で最後は3人になりながらも、
必死に農民と力を合わせて、盗賊から村を守りぬくといった、世知辛い今の世の中からすれば、いささか荒唐無稽なストーリーです。

ただ志村喬が演ずる島田官兵衛があまりにもかっこよく、人質になった子供を
僧侶に化けて救い出すシーンは何度も巻き戻して見たものでした。
また百姓たちがてんでんバラバラになって、自分たちの損得だけで
行動しようとした時に示した官兵衛のリーダーとしての態度の立派さに
男として惚れ惚れとしたものでした。
また三船敏郎演ずる菊千代が皆を励まそうと思って巻き起こす笑いは
腹の底から湧き出るような笑いで、素晴らしいアクセントとなっています。
またキャラクターの設定が絶妙で、七人のうち誰が欠けても、物語としては
不完全なものになったと思われるほどよく考えられています。
こういった良く出来た映画はある時代を切り取ったものとは違って決して
古くはなりません。
恐らく100年後も人々を感動させ続ける事でしょう。

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