学童期のおやつ 高学年編小学5、6年生

笑顔の小学生のこどもたち

自宅から遠くに見える富士山の頂に白いものが見えるようになりました。朝夕の冷え込みも厳しくなりましたが夕焼けが綺麗な日がよくあります。お元気でお過ごしですか?今回のブログのテーマは、学童期高学年のおやつです。

身体的特徴

女子が男子よりも体格的に成長が著しいことが多く、そのため女子に比べて男子が小さく見えることがあります。

心の特徴

推理的な思考が出来るようになり判断力もアップ。言語や表現もさらに豊かになります。

自分の周囲にとどまっていた関心が自分の国や世界の事、過去の歴史や未来、科学技術などに広がっていく。

この時期のお子様と診療室でお話しする時には、そのお子様は何が好きで、どんなものに興味があるかを観察し聞き取ることを大切にしています。歯の事や歯科のお話よりも、予防や検診でいらしている時には、特にそのお子様の興味のある世界の話をすることから信頼関係が深まりますので、親子関係も同じではないかと思います。

診療室でゲームやアニメなど私たちがわからないことは、お子様に教えてもらうこともあります。一人の大人の患者様と同じく敬意を持ち対話することを大切にしています。

この時期は、親や教師が自分を公平に扱ってくれているかどうかに非常に敏感になっており、大人を評価します。

この頃の口の変化

乳歯と永久歯が混在する混合歯列期の終わりを迎え、そろそろ永久歯列完成?いいえ。まだ個人差があり第二乳臼歯がまだ抜けず残っているお子様もいます。体や心の成長と同じく個人差があります。

そしてこの時期まで継続的に歯科医院にずっと定期健診に通ってきている子は、プラークコントロールが出来ている傾向にあります。また、歯並びが整っていないとプラークコントロールがうまくいかないところが増えてしまいます。

上下顎ともに7番目の大臼歯は6年生から中学生にかけてゆっくり生えてくるので、この歯をしっかり磨くことを忘れないでください。

学童期高学年の対応で大事なこと

そのお子様の口腔ホームケアや生活のリズム、飲食の内容や回数、おやつについての問題や課題の解決策に対しては、お子様が自分自身で考えられるようまわりの大人が寄り添い解決策を引き出すお手伝いをするように診療室で心がけています。

どのように考えどんな意見を持っているか?をしっかり聞き、その意見を大切にしていくことでお子様との信頼関係が深まります。

このことはどんな年代の方との関係性においても大事にしなければいけないことです。

高学年のおやつの傾向

現代のお子様は、昔のように小銭で自分が駄菓子屋で買うことは少ないかもしれません。

おやつで大切なことは、約束は、「甘いものは一日に一回にする」と自分で決める。おやつの内容も食べる時間も自分で決めることが大事です。この時期はあまり細かくハブラシ指導をしすぎるよりも、家庭においても歯科医院においてもそのお子様を信じ認め、健康観を育てていく関わり方を私たちは大切にして行きたいと思います。

「健康」を意識することは自分自身を大切にすること・愛する事をお伝えしたい。

そういう意味でも歯医者に定期的に通っていただきたいです。

診療室に来て下さった時間の中で、もっともっと一人一人の考えていることや興味を知り信頼関係を深めていきたいです。そのうえで自分を大切にする事、他者を思いやる気持ちや健康観を育むお手伝いを今まで以上に野上歯科医院からお届けしていきたいです。

野上歯科医院hahahaサロンさくらんぼ🍒 ロイヤルむし歯予防マイスター®野上恵子