中学生・高校生のおやつ
我が家近くの多摩川の土手も冬景色に変化しています。
8月頃から早朝の多摩川の土手を歩いています。約一時間のウォーキングですが体と心のために始めました。続けることがなかなか苦手なところがありましたが今回は、その時間を楽しもうと思いながら歩いているのもあって続いているのかもしれません。気負わず四季折々の草や景色、風を楽しみながら続けていけたらと思っています。
今月のテーマは、「中学生・高校生のおやつ」です。
中学生・高校生の特長
生活の大きな変化
- 部活が始まる
- スマホを自分で持ち使う
心の特長
- 異性への意識が始まる
- 思春期・反抗期
- 人の目が気になる(歯の色や歯並び、口臭なども)
- 顔を洗う事や歯ブラシなどが「めんどくさい」となる
※④関しては、異性を意識し始めると変わるのであまり気にしなくても大丈夫です。
- 歯の色は、日本人の歯の色は黄色がかっています。白い色を望まれる場合、将来、ホワイトニングという方法もあります。
- 歯並びが気になる場合は矯正治療で治す方法もあります。
診療室での中学生・高校生の様子と対応
この頃の様子
- 指導は嫌がるようになる
- 話しかけても話さない子が多い
この頃の対応
- 見守ること
- 悩みを聴く、的確なアドバイスが必要
本人が納得いく歯科の専門的アドバイスがもらえると信頼を得られます。
そしてこの時期「歯科医院に来るだけで素晴らしい!」と思い対応することを大切にしています。
(余計な指導や注意は逆効果。検診に来ることが大切と思っています。)
この頃の口の変化その①
殆どのお子様の永久歯列が完成します。
※近年、高校生になっても乳歯の上下・左右のEがまだ残っている子もいます。このような場合その下から通常生えてくる永久歯、第二小臼歯が存在していないことがあるのでレントゲンで確認していくことが必要です。
この頃の口の変化その②
思春期性歯肉炎
- ホルモンのバランスが原因である
- 女子に多く発症
- プラークコントロールが出来ていても症状がある場合が・・・
歯ブラシが出来ていても症状がある場合があるので、「歯磨きやってね」の一言が・・・不信感につながって心を閉ざしたり、歯科医院に来なくなったりするので歯ぐきが腫れている理由を伝え、歯科医院で歯ぐきの中を定期的に洗うことを続けていると、時期が来たら落ち着くことを伝えてあげる。
するとそのお子様は安心します。
中学生・高校生のおやつの傾向
- 大人と同じで自分で買う子が多い。
- 忙しすぎてお菓子を食べる暇がないお子様もいる
→この時期は、なんでも自分で理解し決められる。むし歯のリスクが低くなる方向に導き、自分のおやつは時間も内容も決めてもらう。飲み物は砂糖が入っているものをだらだら飲みしないようにすることもポイントです。
自分で考えて自分の管理する年齢です。
中学生・高校生に家庭で実践できる指導
この年代のお子様は、学校、部活動、塾、友達交流で忙しいので当医院では、長期休みだけでも良いのでお口のケアに来院してもらうよう伝えています。
一人で来院しても安心な雰囲気作りを心掛けています。
当医院は、大多数のお子様はお母さんと幼いころから予防歯科や矯正治療で通っていますので、思春期になっても安心して通い続けてくださるお子様やご家庭が多いのが特徴です。2000年に院長が予防歯科の先進国であるフィンランドの研修に参加してから約22年の月日が流れました。
その頃にマタニティー検診に来院されたお母さんのお腹にいたお子様が、結婚、ご自身の配偶者を当医院にご紹介してくださいます。嬉しい限りです。口の中のケアや指導、治療も必要ですが長い年月をかけて結ばれた信頼関係の大切さを今回のブログで改めて感じています。
お子様の【今】だけを診るのではなく長いスパンでお付き合いし、お子様の口・心・体の成長に寄り添っていくことも歯科医院の役割りです。
野上歯科医院 hahahaサロンサクランボ🍒 ロイヤルむし歯予防マイスター®野上恵子