２月１日（月）

　今晩は。野上歯科の野上恵子です。

東京に、この冬初めての小雪の舞い降る寒い朝、悲しい報せが届きました。

公私ともにお世話になった田口　一江さんがお亡くなりになったのです。

本日、６時からの通夜の前にどうしても人目お顔を見て今までのお礼とお別れが言いたくて

生前をよく知るスタッフの垂石さんと普段着のままでお邪魔いたしました。

納棺の後のしめやかな時間に、普段着で訪れた無礼な私達二人をご家族の方々は、温かく迎

えてくださいました。

お陰で短い時間ではありましたが、仕事中で行けなかったスタッフの分もお別れをさせて頂

きました。

ご病気のせいか少し、お痩せになってはいましたがとても安らかなお顔でした。

田口さんとの思い出は沢山あります。

長年、女で一つでご主人の亡き後、平間駅前で共和電気店を娘さんと営んでこられました。

今は、gｌayさんというお洋服屋さんになっているあの場所で、長年お店を守ってこられた

のです。

私だけでなくきっと沢山の平間駅を利用される方々が、朝夕、田口さんの優しい笑顔に慰め

られ、又、疲れた心を癒されたことでしょう。

個人的には、平間在住の頃から、私も子供達もかわいがって頂きました。

また、患者様としても長年、野上歯科に通って頂きました。

昨年の秋まで、手すりに捕まりながら階段を上って通ってくださいましたね！

「こわい。こわい。」と、とても怖がりのかわいい一面もございました。

しかし、一人の女性として尊敬いたしておりました。

きっと長い人生、お辛いことも沢山あったと思いますが、一度も愚痴や弱音人の悪口を

仰らない方でした。

いつも優しい笑顔で接してくださいました。

至らない私をいつも褒めてくださいました。

幾度、勇気づけられたことでしょう。

有難うございました。そして、長い間ご苦労さまでした。

少し先に、天国に召された俊幸君と久しぶりの再会をされていることでしょう。

ゆっくり休んでください。田口さん！

ご冥福を心よりお祈りいたします。

　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　野上　恵子