歯周病と糖尿病の関係
今月は金谷が担当します。
皆さん、食後に歯を磨かないまま時間が経ってしまうと、何だか歯にネバネバしたものが付着しているような気がする、そんな経験はありませんか?
これこそ細菌の塊「プラーク」です。
プラークは歯と歯肉の境い目に付着し、赤く腫れるなど歯肉に炎症を起こす原因となっています。
これにより「歯周ポケット」が歯肉と歯の間にでき、放置していると歯肉が腫れて出血や口臭などが起こります。
歯周ポケットが更に深くなると、歯を支えている歯槽骨が溶け、歯がグラグラ動揺し、抜けてしまうことがあります。これが「歯周病」です。
糖尿病の人は歯周病になりやすい傾向にありますが、それは血管障害による口腔内の血流の悪化、それにより抵抗力が弱まり歯周病菌に感染しやすくなるためと推測されています。
糖尿病の人が歯周病になるとインスリンの働きを悪くするため、血糖値が下がりにくくなり、糖尿病を悪化させることもあります。
この様に糖尿病に罹られている方は、お口のケアにより注意を向ける必要があります。
定期的な検診もとても大切です。
ぜひ歯科医院でプロフェッショナルケアを受けることおすすめします。