保険と自費の入れ歯の違いとは?川崎市の歯科医院が義歯の選び方を解説

晴れやかな青空が広がる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
5月は衛生士の有賀が担当いたします。

先日、義歯の勉強会に参加しました。
義歯作成には患者様のお口の中やライフスタイルに合わせて保険もしくは自費診療をお選びいただけます。

保険診療ではリーズナブルにお作りできる一方で、使用できる材料が決まっているため強度は弱く、匂いがつきやすい、弾性が無いなど気になる点があります。
部分入れ歯においては一般的な入れ歯となるため、装着箇所の素材は金属に限定されます。
また保険制度の関係で一度お作りすると半年間は新しい入れ歯を作ることができません。

自費診療の場合は材料に制限もなく、患者様のお口の状態や審美性も考慮しながら作ることができます。
例えば部分入れ歯の金属部分を見えないようにする、入れ歯に見えないようにしたいなどのご要望がある場合、野上歯科医院ではAIデンチャーをご用意しております。歯にかかる金属部分を軽くて強度も高く弾性のあるアルティメット樹脂を使用することで、適合性に優れた入れ歯をお作りすることができます。

AIデンチャー参考写真

Kデンタルより参照

歯に掛ける箇所は歯茎と同じピンク色にすることもでき、歯の長さが短く感じるのであれば歯に掛かる部分を透明のアームに変えることもできます。また材質的に変色しにくく、審美的にも自然と馴染んだ入れ歯となります。

金属床を使った義歯もあります。
金属を鋳造する際にワンピースで作るので強度も高くたわみも少ないです。また素材も歯肉色で高性能のものを利用しているため、適合の良いものになります。
保険のプラスチック樹脂は割れやすいため厚みが必要ですが、金属製であれば薄くすることが可能で、お口の中も広く感じ、舌の動きも邪魔をせず、発音しやすくなります。

部分入れ歯も、保険から自費のものまで患者様のお口の状態、ライフスタイル、使い方などを考慮して治療方針を決定致します。気になることがありましたらぜひお気軽にご相談ください🦷。

義歯の写真