上唇小帯切除術に関して
今月は渡辺が担当します‼️
数ヶ月前にレーザーによる上唇小帯切除術を撮影しました。
上唇小帯はお口の中の上唇と歯茎の間にある粘膜のヒダです。
幼少期はこの部分が比較的幅が広い傾向にありますが、正常の範囲を超えて幅が広かったり短かったりすると将来の歯並びに影響を及ぼす場合があります。
本来であれば成長と共に幅も狭まりますが、その様にならなかった場合、上唇小帯が永久歯の歯と歯の間に入り込んだままになってしまうことがあります。
こうなってしまうと上唇小帯が邪魔をして前歯がすきっ歯になり、歯並びを悪くしてしまう可能性があります。
また低年齢のお子様の場合は上唇小帯が柔らかいため、仕上げ磨きの際に歯ブラシに当たると痛く、歯磨き自体を嫌がってしまうことがあります。
これらの対処法として上唇小帯を切除することで歯並びが改善することがあります。
切除のタイミングは前歯の永久歯がしっかりと生えた7歳前です。
上唇小帯が太くても全ての人に歯並びの影響が出るわけではありませんので、歯科医師とよく相談しましょう。
また経過観察中で仕上げ磨きを嫌がるお子様には人差し指で上唇小帯を押さえて保護し、ブラッシングをしてあげると痛がることなくできるかと思います。ぜひお試しくださいね。