歯と認知症の関係について

歯科医院の治療道具

近年、新聞やテレビなどのメディアで「人生100年時代」という単語をよく見聞きするようになりましたね。

特に長寿国といわれる日本の平均寿命は、2021年に男性が82歳、女性が88歳 との発表があり、年々右肩上がりに延び続けています。

ご自身のお口の中に歯が20本以上あれば、食生活に支障なく過ごすことができると言われていますが、平均値で20本以上の歯を保有する年齢層は、69歳までとなっており、70歳 以降では、20本を下回っている方が多く、平均寿命に歯の本数が追いついていないのが現状です。

また65歳以上を対象とした別の調査では、残存歯が20本以下の人は、20本以上の人よりも転倒のリスクや認知症発生リスクが、最大1.9倍も高くなる事が報告されています。

しかし、すでに歯を失った方でも、入れ歯やインプラント等の治療により口腔機能の回復すれば、こうしたリスクを軽減することができます。

歯や口腔機能の維持のためには、定期的な検診がとても重要です。

ご家族やお知り合いで、しばらく歯医者に行ってない方がいらっしゃいましたら是非お声掛けを頂きたいと思います。

生涯に渡り、ご自身の歯で美味しく食事ができるための健口なお口作りのお手伝いをさせて頂きたいと思っております。

🇺🇦 1日も早くウクライナに平和が訪れますように🇺🇦

歯科衛生士 田中