おやつをどう食べたらよいの?

川崎市野上歯科医院 スティック野菜おやつ写真
みなさんはおやつが好きですか?
今はコンビニやスーパーでも美味しいお菓子が気軽に手に入りますよね。
頑張った自分へのご褒美に、子どもたちへのおやつに‥と買う機会も多いと思います。

ただ歯の健康を考えると、甘いお菓子はちょっと気になってしまいますよね。
お砂糖は口の中を酸性に傾ける一番の原因であり、むし歯の大好物でもあります。

むし歯の予防上できる限り遠ざけたいものですが、厳密に砂糖を避けることは難しく、甘いお菓子を完全に絶ってしまえば食生活が味気なくなってしまうのも確かです。

「甘いものを制限してまでむし歯予防するのはイヤ!」
そう思う気持ち、よく分かります。

でも、安心してください!
甘いものを食べても大丈夫です。
ただ1つ注意していただきたいのは「食べるタイミング」、これさえ守ればケーキも甘い飲み物も実はOKです。

そのタイミングは「食事とセット」にしてしまうことです。
虫歯予防のコツは「口の中を酸性に傾けないこと」が大切です。
食事をすれば必ず口の中は酸性になるので、ここでまとめてしまえば良いのです。

これなら口の中が酸性になる時間を全体的に短縮することができますし、食後に歯磨きをすれば砂糖が口の中に残ることがありません。

海外では食後にデザートを摂りますが、これはとても理にかなった食習慣と言えます。
また、食間におやつをとるなら、季節の野菜がおすすめです。
生のキュウリや人参、大根のスティック、クッキー型で抜けば楽しいおやつになります。
ふかしたサツマイモや炒った豆、昆布、おにぎりや海苔巻きなんかもいいですね!。

おやつに野菜を食べる習慣は虫歯予防に非常に役立ちます。
なぜなら甘いジュースやお菓子などと違ってお口の中が酸性に傾きにくい食べ物だからです。
それに噛み応えも十分ですから唾液もたくさん出て再石灰化の速度も早まりますし、あごの強化にもなります。
さらに飲み物もお茶や麦茶が良いですね。

このように工夫しておやつを摂れば歯の健康を守りながら心も豊かに保つことができます。

ぜひ皆様の日常生活に取り入れて、楽しいおやつ時間をお過ごしくださいね。