プロである事
今年のプロ野球もいよいよ佳境に入ってきました。
今年はセは巨人、パは西武で決まりのようですが
ここでは投手にスポットライトを当ててみたいと思います。
巨人の沢村投手が常時150km前後の速球を投げられるのにもかかわらず、なぜ9勝9敗なのか
中日の吉見投手は140km前後なのに5年連続二けた勝利を上げ続けることができるのか。
ヒントは野球に対する考え方の違いにあると思います。
恐らく吉見選手は打者のタイミングとバットの芯をはずせばそうそう撃たれない事を確信しています。
ところが沢村は力で抑え込むを常に考えています。
大学生が相手であれば通用したかもしれませんが、少しでも球威が落ちれば痛打されます。
球威で抑え込むのであれば、常時160km前後のスピードがなくては無理です。
ヤクルトの舘山投手がよい例です。彼はわざと3ボールにしてからいきなり勝負球を投げてきます。
それも打者の大好きなコースにちょっとスピードを抜いたり、軌道を変えたりして。
打者心理を手玉に取り、自分のぺ—スに引きずり込んでしまいます。
やはりプロ野球の世界では探究心と現状認識力がなければ勝てません。
沢村投手には是非もう一皮むけてほしいものです。