30周年

おかげさまで我が野上歯科医院は30周年を迎える
ことができました
ただ毎日を必死に走り続けてきただけというのが
正直な感想です
私の開業歴をしみじみと振り返ってみると
前半の15年と後半の15年に分ける事ができます
前半の15年は対症療法的な治療の繰り返しばかりで
歯科医師の社会的な貢献度からすれば
予防という概念が欠如していたために
今一歩であったと言わざるを得ません
私の今の100点満点の処置とは全く患者さんの
口の中に治療の痕跡を残さずに綺麗な歯並びと
かみ合わせを作る事です
歯科医が余計な事をしないというか
何十年にも渡って歯で苦労しないということは
目に見えないところで相当な考えと苦労をしないと
形になりません
勿論治療は大切でやり直しにならないように細心の
注意を払わねばなりませんが
考えの中に予防の概念があるか否かで治療法も
大きく変わってしまいます
後半戦の15年は大変ではあるものの
歯科を通じて社会貢献をするという
私の開業目的にも合致し
患者さんからも感謝され生きがいを感じながら
続ける事が出来ています
やはりフィンランドで予防の実態を学んだのが
大きかったのだと思います
背中を押してくれた家内には心から感謝しています

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA