歯科の将来

娘2人が歯科大学に通っていることもあって
歯科の将来について考える事が多くなりました
私はいずれ日本もフィンランドのように大多数の人は予防だけで事が足りる時代
が来ると思っています
では予防からはずれた治療が必要な人はどうなるかというと
保険がきかない自費治療になると思います
なぜならば団塊の世代と言われるいわゆる予防が間に合わなかった
世代の人は治療を必要とし今は多数いらっしゃいます
しかし近い将来その世代がいなくなると
日本の人口は極端に減少していきます
治療が減ると同時に少子高齢化の波が一気に押し寄せてくることでしょう
保険は老人介護が優先されて歯科は後回しにされます
また保険料を支える若い世代の人口そのものが今の保険制度
をささえるには足りないのです
その結果自由診療で治療が出来ない人は治療が受けられないか
アメリカのように複雑な治療は避けて公の機関で簡単な処置だけしか
受けられなくなるかのどちらかでしょう
5年や10年でそうはならないと思いますが
いずれ保険制度を大きく変えないと破綻することになるかも
話が大きくなりましたがそういう意味でも自分の歯は自分で守るしかありません
口腔清掃が行き届いたとしても食いしばりと咬合の問題は
歯科医でないと予防することができません
今のうちからなるべく歯の神経を取らないようにしなくてはいけないし
歯周病も重症になる前に治すしかありません
なぜならば人体は加齢とともに変化をし続けそれに対応できる
完全な治療法など存在しないからです

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