予防

今まで本職の歯科を離れた話題を多く提供してきましたが
これからは本職につながる話題を提供していきたいと思います
予防とは何ぞや?
難しいテーマですが
結局のところ最終的にその人の歯が健康な状態で何本残るか
に尽きると思います
インプラント治療も途中経過を支える手段の一つに過ぎないのです
私がなぜ小児の虫歯をすぐに削ったりしないのかというと
その子の将来の口腔内の状態を予想しているからです
私を含めてフィンランド予防歯科研究会に所属して
現地の予防をつぶさに見たものは日本との違いに愕然としました
そして長期的に患者さんの口腔内を見ていく大切さを
身をもって体験しました
現地へ行かなければ絶対に解らなかった
私にとってはその後の人生を変えてしまうほどの衝撃がありました
今でも昨日の事のように全部覚えています
ところが日本の大多数の歯科医院では虫歯の早期治療が絶対であると信じられています
その結果日本人の口の中は銀色のパラジウム合金だらけになってしまいました
それがよいはずがありません
銀歯はいずれ再治療となり
いつかは必ず入れ歯を入れる事になります
逆に歯周病治療は早期であればあるほど予後がよいのです
そこを勘違いしないでいただきたい
長くなりましたが
これからは症例写真を含めて
具体的なお話しをしていきたいと思います

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