読書

今月に入ってから立て続けに本を読んでいます。今読んでいるのは河合隼雄著の日本文化のゆくえ、生と死の接点、及び森嶋通夫著のなぜ
日本は没落するかとジュリエットBショア著の浪費するアメリカ人の4冊です。
いずれも岩波現代文庫から出版されています。
私は今まで読書というと推理小説か村上春樹のような現代小説ばかりでした
どちらかというと岩波のような難しいものは素通リしていました。
きっかけはたまたま手に取ったなぜ日本は没落するかという本がとても面白かったからです。
これは今から30年前に書かれた本で当時の日本といえばバブル経済真っ盛りでジャパンアズナンバーワンがもてはやされた
時代でした
ところが今はどうでしょう。
森嶋氏の言っていたことが現実になっています
ここで政治家の批判をするのは止めておきますが日本をどういう国にしたいのかはっきりとしたビジョンもなしに
小手先のことをいくらやったところで没落していく一方だと思います。
明治以降日本はキリスト教を無視して西洋の表面的な文化と科学技術だけを盗み取ったとは
痛烈な解釈ですが思い当たる節はたくさんあります。
人間はどこかでたがをはめていなければいけないのかもしれませんね。
本から学ぶことは多いと改めて思いました。
これからもハウツー本でなく本当に有意義な読書をしていきたいと思います

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