1Q84
今,村上春樹のベストセラーである1Q84の第3巻を読んでいます。
帰宅時間が遅くなっているせいで中々先へ進まなかったのですが
昨日はあと50ぺージというところまできました。
もっと劇的なクライマックスを期待していましたが
これはこれで今の世相を現しているとも言えます。
何も劇的な事はないが人間一皮むけば、色んな宿命や生い立ちを
背負って生きているのだという事なのでしょう。
運命が人を動かしているとも言えます。
読んでいるうちにある意味での現実逃避ができているのに気付きました
我々は毎日時間に追われ、何かを読むにしても余りにもリアルな物は
仕事の延長線上にあるような気がして落ち着かないのかも。
村上春樹の小説はそこがぴったりはまるのかも知れません。
又昨日は銀座のサルトへ直しに出していたジャケットとパンツの受け取り
に行ってきました。
思った以上の出来栄えで感激しました。
全体的に細身に改造したのですが、洋服はそのサジ加減がとても大切なのです。
余りにも細身にしていまうとシルエットが台無しになってしまい
ゆとりがあり過ぎると古臭くなってしまいます。
不景気とはいえ、多少値が張ってもちゃんと直して欲しいと思っている人は沢山います。
我々の仕事にも審美眼と経験は何よりも大切な物です。
しっかりした仕事をすればちゃんとやっていける。
とても勉強になった一日でした。