昨日スタッフ8人と一緒に品川区にあるY歯科クリニックに見学に行ってきました。

さすがに経営塾の講師もされていただけに最新型の設備とスキルを兼ね備えた

素晴らしい歯科医院でした。

院長先生ともお昼に歓談する機会があったのですが一度に全ての機材を揃えた

のではなく、患者様が増えるにしたがって少しずつ改良していったそうです。

我が医院とは開業場所とコンセプトが違うとはいえ余りの違いに

愕然となりました。

何をアピールしたいのかがはっきりとしていて、患者様に対して治療方針や

方法を解りやすく明確に伝えられるスキルとシステムが出来上がって

いました。

それに比べてうちはどういう歯科医院で何を患者様に行っていきたいのかがはっきりとしな

焦点のぼやけたイメージしか持ってはもらえていないのではと

とても不安な気持ちになりました。

つまりあらゆる診療科目を掲げているという事はどれも得意ではないという事にも

つながります。

医院見学によってコンセプトを解りやすく伝える事の大切さを痛感しました。

ただY歯科クリニックのような病院を作りあげるには何年にも渡る緻密な計画が

必要です。

一朝一夕で出来た病院ではない事は直ぐに解りました。

それと院長先生の自分の病院に注ぎ込む情熱の大きさです。

これがないとあそこまでは成功しなかったと思います。

また最後はインプラントに対する執念とこだわりも大切な要素

であると思いました。

他の治療と違ってインプラントは術者がとても消耗する治療です。

しかしうまくいくと喜びも大きいのです。

今はただインプラント治療ができるだけではだめで

より快適に苦痛を少なくというのが大切な事なのです。

見学から帰って整理整頓の行き届いたY歯科クリニックを目の当たりにして

はたしてどこまで近付けるのかは解りませんが、今までもこうなりたいと

思って努力すれば何らかの結果は出してきたつもりです。

情熱さえ失っていなければ私はまだやれるはずです。

Y歯科クリニックとの差を埋めるには現実に立ち向かうしかありません。

あせらずに3年計画で実行する予定です。

私はY歯科クリニックの院長先生より7つ歳上なので

果たして私の気力がもつのかどうか解りませんが、あきらめない限りチャンスはあると思い

ます。

投資の規模を精査し、後継者がいるのかどうかも良く考えてチャレンジしたいと思います。

また帰りに菩提寺である遍照寺の今の若いお坊様のご実家に寄らせて

頂ました。大森にあって一方通行の道が多くて少し解りずらかったです。

また今まで仏教の教えには縁遠かったのですが、この歳になって

色々な悩みや解決しなくてはならない問題が縦続けに起こってくると

自分自身の精神のバランスを保つ上でもどうしても精神的なより所

が必要になってきます。

又、年齢的にも母親の事を含めてお寺にお世話になる事も増えて

くることでしょう。

昨日は様々な意味で大きな曲がり角となる一日でした。