ストリークレーザーに関して

ストリークレーザーが当院に来て10か月になりますが私なりに解った事をお話ししたいと思います。

むし歯に対しては絶大な威力を発揮します。

来院された時点でズキズキとした痛みがなければほぼ100%の確率で神経を取らずに治すことが出来ます。
もし仮に痛みがあったとしても神経が膿んでさえいなければ、神経を残したまま治せます。
これは私にとって画期的な出来事です。
皆さんは歯の神経を取る事の弊害を聞いた事はあまりないと思います。

歯の神経を麻酔を打って取ってしまう事を抜髄と言います。
歯学部の教育では神経を取る治療法を教えている講座もあって、殆どの歯科医は抜髄に罪悪感を感じてはいません。

しかし私の35年の臨床経験から言わせていただくと、抜歯になるケースは圧倒的に神経を取った歯が多い。
歯周病になる歯も神経を取った場合に多い。
開業医なら誰でも神経を取る事が歯の寿命を縮める事に気がついているのに何故簡単に神経を取ってしまうのだろう?

色々な事を変えていかないといけない時代ですね。