矯正の日でした

一昨日の20日は宮島先生が来院された矯正の日でした。

とても忙しい一日でしたが、

うれしい事もありました。

殆ど私が初診から一人で見た患者様がようやく矯正治療が終了になった事

です。期間は約1年といったところで短かったのですが

宮島先生の指導のもと、ブラケットポジション(少し専門的になりますが、歯に貼り付ける

金属版の位置の事です。)

を歯が動くにつれて移動させながら、治しました。

正直言って本当にうれしかったです。

恐らく矯正を勉強に行っていなければこんな気持ちにはならなかったでしょう。

また面倒なゴムの付け替えをこまめにして頂いた患者様には

心より感謝します。

勿論、インプラントがうまくいって感謝されても、阿部デンチャーが思った

通りの吸着が出て感謝されてもうれしい事はうれしいのですが

矯正治療は特別です。

なぜかというと患者様自身の歯を傷つけていないからなのです。

見た目の美しさの為に歯を抜く事はありますが、将来の虫歯や歯周病を

防ぐ為のやむ負得ない手段だと考えれば納得がいきます。

やはり第一の選択肢として今ある患者様の歯のエナメル質や神経を

傷つけない事が大前提でないといけないと思います。

現在では歯が抜けたところにはインプラントが最も進んだ

治療法だとされていますが、これだって日進月歩です。

将来歯自体が再生される事だって起こり得るかもしれません。

ただそれは5年や10年では有り得ないので

今困っている人にはインプラントはベストの治療かもしれません。

あれこれ考えるとやはりフィンランド虫歯予防研究会の中心メンバーは

相当深いところまで自分の仕事を考えていると言わざるを得ません。

今更ながらに感心します。

患者様の将来を考えて治療していますか?

これをこれからの大きなテーマにして行きたいと思います。

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