二人の復帰
今日は大病を乗り越えて
復帰してくれた三代さんと
10年間うちの受付として勤務し、最近アルバイトとして色々な雑事を
引き受けてくれている垂石さんについてコメントしたいと思います。
三代さんはうちのチーフ衛生士として7年間勤務して頂きました。
もし、病気をされていなかったとしたらずっと務めて野上歯科を支え続けて
くれていた事でしょう。
途中で何度も衝突した事がありました。
その時私はいつも自分は正しい。
決して間違ってはいない。
と自己をかえりみる事をせずに相手を否定ばかりしていました。
丁度、赤本の中に出てくる院長のように。
彼女はそれでも、いつも自分の果たせる役割を着々とこなしていました。
いよいよ入院しなくてはならないその日が来るまで。
今思えばどちらが院長なのかわからないほど、私は経営者として
未熟でした。
いちいち口には出さなくても他のスタッフはその事に気付いていたのだと思います。
経営者として腹をくくるとはどういう事なのか?
彼女は自分の生き様を通してその事を教えてくれました。
お恥ずかしい限りですが、私は最近痛風になった事によって
自分の健康や命に限りがある事。
また人の支えによって自分が生きている事に気付きました。
三代さんは本当に強い人です。
試練はそれを乗り越えられる人にしか訪れないといいます。
恐らく彼女であれば、乗り越えてくれるものと心から信じています。
垂石さんは前にも述べたように、私が未熟であった時代に10年間
受付として活躍してくれました。
退職時に本当は心から感謝の気持ちを伝えたかったのですが、
どうしても人間関係がそこまで成熟していませんでした。
ただ最近ちょくちょく顔を出してくれる事をうれしく思っています。
これからもより良い関係を築く事はできると信じています。
彼女達の退職と復帰を通して、つくずく野上歯科の運命は私自身の経営者
としての成長に掛かっているのだという事を自覚しました。