新しい治療法を追求!最新のレーザー&根管治療の実践報告
最新の根管治療とレーザー麻酔の可能性
今年に入ってプラズマレーザー研究会で私自身の発表もあり、あわただしく過ごしていました。
また横浜のセミナーに参加して新しい根管治療について学びました。
今回はその事についてお話したいと思います。
前回でも少しお話しましたが、歯科医療は日進月歩です。
レーザー治療では神経が生きていても基本的には麻酔をしません。
何故ならレーザーで麻酔を打ったのと同じような効果が得られるからです。
しかし欠点もありました。
レーザーで麻酔がかかるまでに時間がかかるのです。
レーザーでの麻酔はキシロカイン等の薬理作用によるものではなく、細かい振動を歯に与え続ける事によって、歯根膜に脳震盪と同じ現象が起こると考えられています。
ということは、レーザー以外でも同じ事が起きるのではないか、インストラクターの中に16倍速のコントラを使って、歯を傷つけにくい大きなラウンドバーでその事を証明した人間がいます。
すごいとしか言いようがありません。
痛みを抑える新たなアプローチの実践
好奇心の塊である私は即座に実行してみました。
まずうちのスタッフで試してみてから患者さんに実践したところ、6人中ほぼ全員が痛みなく治療を終える事が出来ました。
また歯の中に膿がたまって痛みが出た人には、10倍に希釈した酸化チタン乳液とAÐゲルを根管内で混合し50―50―10という、弱いモードで照射し、出血や排膿が止まるまで続けたところ、良好な経過が得られました。
歯科医療は常に進化し続ける
歯科医療にはこれで十分という事はありません。常に変化し続けているのです。
人脈を大切にしながら、私はいつも進化し続ける人でありたいと思います。