最適な新薬剤と治療法!野上歯科医院の最新アプローチ

梅雨に入り蒸し暑い毎日が続いていますが皆様はどうお過ごしですか?
マスコミではあまり報道されませんが、コロナの再流行の噂もちらほら聞こえてきます。
体調に気をつけて酷暑の夏を乗り切りたいものです。

今回は野上歯科医院で最近使い始めた薬剤や材料についてお話したいと思います。

私の次女は歯科医師になり卒後4年を経過し、今年から縁あって愛知県の歯科医院に勤務しています。
その歯科医院の院長は私とは旧知の間柄であり大変勉強熱心な方です。

娘は月に2回当院を手伝ってくれているのですが、私が根管治療で悩んでいることを相談したところ、トライオートという器具を使用している事を教えてもらいました。

私の考えではフィンランドで歯の神経を取る事の弊害を学んで来たため、根管治療はいわば治療としては敗北であるという考えに支配されていました。
ところが現実には他院で治療したケースや、かつて私が行ったケースでも不十分でやり直しが必要な症例が多数みられます。

かつては大学病院に依頼したこともありましたが、娘のおかげで余程の難症例でない限りは自分でチャレンジしています。
また根充【神経の代わりに樹脂を詰める】の時に使う薬もバイオCというⅯTAセメント配合のタイプに変えました。
患者さんは術後の痛みもなく大変重宝しています。

レーザー治療の時もドックスベストセメントだけでなく、非常にむし歯が深い場合神経を取らないで済むように、Ðキャビオスという薬も今月から使用しています。

歯科医療は日進月歩です。
私のような年配の歯科医師は、どうしても自分の経験を頼りにし過ぎて新しい治療法や薬剤を取り入れる事に対して躊躇しがちになります。

しかしそれではいけないのです。
全ての治療に対して最善かつ最新の治療を目指す事を今年の目標にしたいと思います。

野上歯科医院院長:野上 奨衛