資本主義の行きつく果て

間もなくアメリカの大統領選挙が行われます
私の予想はトランプの勝利です
何故かと言えばクリントンでは今のアメリカが抱えている病気を治せない
と大多数のアメリカ人が判断すると思うからです
自由の国アメリカは今や一部の特権階級のみが富を独占し
大多数が好景気の恩恵を受けられない病んだ構造になってしまっています
経済がグローバル化するにつれ、かつてアメリカ国内で利益の分配が行われていたものが
中国や他の安い労働力を武器にしている国に利益を持っていかれています
かつては日本もアメリカ国内で貿易摩擦を引き起こしていました
今でもそれは変わってはいませんが
あの当時はまだアメリカには底力があった
今のアメリカは経済格差があり過ぎてもはやひとつにまとまる事など、
不可能な状況に
なっています
アメリカの存在価値まで危なくなっている今、
クリントンではアメリカが自らの闇に向き合う事さえ不可能でしょう
かと言ってトランプでは破壊することはできても
どんな国にするのかのアイデアさえ見えてきません
大統領候補の極端な人材不足
大統領選挙に莫大な金が掛かり過ぎる事など
問題点が山積みです
歴史が浅い国であるがゆえに短期間で
頂点に上り詰めることが出来ました
しかし、行き詰まった時の経験がありません
これを打破するにはかつては武力による勢力拡大
つまり戦争による植民地化が手っ取り早い手段でした
今はそんなことが出来る時代ではありません
資本主義が進むと覇権国は自らの首を自分で締めることに
なりかねないジレンマ
トランプの台頭はその象徴のような気がします
アメリカがかつてのローマ帝国と同じ道を歩むのか
見守るしかありません

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