昨日ラスベガスで行われたWBC世界スーパーバンタム級のタイトルマッチをテレビ観戦しました。

結果はご存知の事とは思いますが、それぞれが持ち味を発揮して素晴らしい試合になりました。

西岡選手のアウトボクシングがラファエルマルケスの強打に通用するのか？

始まる前までは心配していました。

ところが試合が進むにつれてそれは単なる危惧に終わりました。

６Ｒに軽くではあったがマルケスの顔面を捕らえた左ストレートで試合は大きく西岡有利に傾きます。

心なしかいつもは誰が相手でも常に前に出てくるマルケス選手が出られなくなっていきました。

年齢的な衰えではないと思います。

あのパンチが見えなかったので警戒心が芽生えたのだと思います。

ボクシングは殴り合いのスポーツではありません。

強くなればなるほどお互いに相手の長所をつぶしながら如何に自分のパンチを相手に当てるかを

頭脳的にしかも瞬時にやってのけられなくては勝てない奥の深いスポーツなのです。

相手のマルケス選手は衰えたとはいえ、今までの挑戦者とは違って攻防兼備の歴戦の強者です。

しかも世界のボクシングのメッカであるＭＧＭグランドで勝利するとは。

西岡選手おめでとう。