生きて行くという事

先日、元財務、金融相であった中川昭一氏が亡くなりました。

まだ56歳と若く、自民党が巻き返す上でも重要な人物の1人と

目されていただけに、残念な結果となりました。

私は別に自民党が好きな訳ではありませんが、彼はどちらかというと

人間らしい、ある意味とてもまっすぐな人であったのではないかと

思っています。

G7での失態が今回の落選に繋がったとの見方もあり、

ご本人は相当苦しんでいたのではないかと思います。

日本の社会はある意味、失地回復が出来にくい社会です。

江戸時代からの名残なのか、こじんまりとして、

お上にたてつかない人間である方が暮らしやすい

という感覚が染み付いているような気がします。

アメリカではあのクリントン大統領も女性問題でスキャンダル

に巻き込まれた事もありましたが、

彼はそれを乗り越えて、先日も人質救出で大きな

功績を残しました。

もし彼が日本人であれば、再起不能であったと思います。

どうしても日本では個人の権利は紙のように軽くなって

しまいます。

人が沢山生まれた時代ならばいざしらず、現代のような

少子高齢化社会ではマスコミを含めて、もっと個人を

尊重するような考え方に変わっていかないと。

社会全体が事なかれ主義になってしまっては大きな

進歩も発展もしなくなるのではと思うのですが、

皆さんはどう思われますか?

私には中川元大臣は日本人が昔から持っている欠点の犠牲になったとしか

思えないのです。

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