前回の続編
前回の続きから行きたいと思います。
前回はガルシアからの手紙についてあまり適切な感想を書けませんでした。
結局いつも指示を待ってばかりいる人間はダメだと言っている訳です。
経営者であろうが従業員であろうが何かのテーマを与えられた時に自分
で調べ、結論を導き出せる人間になれという事が言いたいのだと思います。
はっきり言ってうちのスタッフの中にもガルシアへ手紙を届けられそうな
人とそうでない人がいます。
同じ資格を持っていたとしてもそこには歴然とした能力の差があります。
本人がその現実に気がつけば取り戻すチャンスはありますが、
往々にしてそうならないでいつまでも差が縮まらない場合もあるようです。
今の派遣社員の問題でもマスコミは言わないがそういう問題もあるような
気がします。
個人がその事に気がつかないといけないし、政治の問題ではないと思います。
勿論私も手紙を届ける努力を怠るとおそらくすぐにダメになってしまうでしょう。
資格を持っているだけでは、一昔前はそれで通用したかもしれませんが、
今では余剰人員を抱える余裕がないので、直ぐにリストラの対象になってしまい
ます。
資本主義が成熟してくると経営者になれるのはごく一握りの人間だけなのかもしれ
ません。
学校の成績だけではなく、自分はどの程度まで自分自身の事を含めて
見渡せるのか若いうちから訓練していかないといけないのかもしれません。
御幣はあるかもしれませんが、戦後日本がここまで復興したのは大部分の
日本人がアメリカに軍事、経済力両面で圧倒的に劣っているという
事実を素直に認め、努力をしたからではないかと思うのです。
ガルシアに手紙を届けられる人間はそうはいないが
届けられる人間がたくさんいるところは必ずどんな時代でも生き残る
ことはできると思います。
また亀田選手が内藤選手を破りました。
私の予想では内藤選手の判定勝ちだったのですが、見事に予想がはずれました。
弟の敗戦の分析もできていたのでしょう。
ランディエタ選手との第2戦を思わせる展開でかなりクレバーな戦いぶりでした。
これからの活躍が楽しみです。
アメリカに