今年も残り僅かです

今年も残り僅かとなりました。

昨今の不景気が来年も続くのかと思うと気持ちも湿りがちになりますが

私にとってはきっかけの1年ではなかったかと思います。

「従業員」

私はなるべく皆の事を従業員とは呼びたくはないのです。

何故かというと従業員という言葉の中にどうしても

給料を払って働いてもらっているという感覚があって

共に考えて共に歩むという私の仕事に対するポリシーに反しているような

気がするからです。

以前の野上歯科は私だけの個人商店のような歯科医院でした。

勿論経営者である私が専門の勉強もせずに命令だけしていたのでは

チームワークも良くなるはずがありません。

しかしいくら1人で頑張ったところでどこかに歪が出るだろうし

長期的に見た場合エラーも出て決してうまくいかないのです。

私の考えと患者様との間のギャップを埋めてくれる人間が必ず

必要になって来ます。

矯正のような長期に渡る治療が必要なケースはなおさらです。

治療が長引けば長引く程、当初予想していた結果とはズレが出てくる

危険性は高まります。

そんな時でも専門的な事はこちらに任せておけで済ませてしまう歯科

医院とTC(当院では浅野がTCです。)にその都度丁寧に説明させている

歯科医院とでは皆さんならどちらの医院を選ばれますか?

答えは明らかだと思います。

今まで私は専門職にかこつけて顧客に丁寧に説明するという

サービス業としての義務を怠っていたのです。

その事に気がついただけでも有意義な1年でした。

勿論、患者様に丁寧に説明する為にはスタッフも相応の努力をしなくて

はなりません。

単にお茶を濁す程度で終わりにするのであればやらないほうがましです。

今ではスタッフ全員に危機感が芽生えつつあります。

そういう意味では生まれ変わった1年だったと言えるかもしれません。

院内イベントも朝礼もミーティングもそういう趣旨で行っています。

これからも患者様のご理解とご協力をお願いします。

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