予防の大切さ
先日NHKで熊谷先生の特集があったこともあって
患者さんの中にも観ていた方も多く
歯の予防に対する関心の高さが伺えます
最近は少しずつ予防が普及してきたとはいえ
80歳ではいまだに残っている歯の本数は12本前後であり
スウェーデンやフィンランドの20本には大きく水をあけられています
12本では上も下も部分入歯が入っている事になります
入れ歯が必ずしも悪いとは思いませんが恐らく全部の歯が残っている人とは
食べられる物だけではなく生活習慣から行動半径まで違ってくると思います
大切な歯は失ってみて始めてその存在価値がわかるのです
見た目の自然観や噛む機能をを回復するためにインプラントや精密な義歯が必要になってくるのですが
高価なため中々普及しないというのが現実なのです
そのために合わない義歯をポリグリップを使って使用し
我慢している人もいるのが現実なのではないでしょうか
エネルギーをどこに使うのか?
ポリグリップに投資するより健康に投資することの方が賢明なのはお分かり頂けると
思います
日本は物があふれ必要なものは全てといってよいほど揃っています
それなのになぜ歯の健康を手に入れることができないのか
人生が80年の時代には治療だけをしていてはいけません
人間の歯は食生活の変化を受けながら進化し続けて28本になり今の形態になっています
どうも我々日本人は短期的なことは得意でも
歯を80年もたせる計画を立てるような長期的な事は苦手なようです
そこがヨーロッパの諸国と違うところなのです
フィンランドから学んだ事は多い
是非自分の歯は悪くならないうちに積極的に予防して下さい
そのためには歯科医院での定期健診が不可欠なのです
歯科医は貴方の歯の健康のパートナーとしての大切な役割を担っています