マイケル ムーアの来日

ボーリングフォーコロンバインやシッコ等でアメリカ社会が持つ

問題点を鋭く描いた社会派の映画監督である

マイケル ムーア氏が来日しました。

今回は昨年起こったアメリカ発の世界同時不況を題材にした

映画の発表も兼ねて。

アメリカという国はわずか1%の富裕層が全米の富の80%を支配している

国です。

古代ローマ帝国じゃあるまいし、世界ナンバー1の国がこういう

社会構造になってしまっています。

人類はこの2000年の間一体何をしていたのかと言われても

仕方がありません。

自然科学的に見た場合、ただ地球の資源を浪費して、

CO2濃度を何%か上昇させただけかもしれません。

日本はアメリカほど貧富の差が激しくなく、比較的収入格差の

少ない国です。

ただ1つだけどうしようもない差があります。

個人の言論の自由とその重さです。

マイケル ムーア監督はその象徴のようなものです。

日本では彼のような存在は嫌われ徹底的ないじめに遭うでしょう。

彼にはそれをものともしない強さがあります。

彼のような人間ばかりになってしまうと、恐らくアメリカ社会

は経済的には潤わなくなるでしょう。

しかしもしアメリカ人がジョージ ソロスのような人間ばかり

になってしまうとあっと言う間にイナゴが畑を食い散らかすように

資源を無くしてしまうかもしれません。

日本にもムーアのような人間がいて、それを容認するような仕組みがあれば、

太平洋戦争の被害はもっと少なかったかもしれません。

彼のような人間を作る事も日本が民主主義国家として成長していく上で

重要な事と思われます。

娘たちを見ていても今興味があるのは、学校の成績と嵐のコンサートぐらいです。

それも良いのですが、新聞にも目を通してはっきりとした価値観を

養って欲しいものです。

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