パッキャオ戦追伸
昨日もこの話題でしたが、今日も少しだけお話したいと思います。
昨日も8時からの再放送を見てしまいました。
前座の試合もやっていたのですが、パッキャオvsマルガリート戦の迫力に比べると
余りにもレベルが違いすぎて見る気にもなりませんでした。
つくずくプロの格闘技というものは難しいと思いました。
本当に強い者同士が死力を尽くして戦わないと感動も生まれません。
K1が飽きられつつあるのも解るような気がします。
体格が有利な者ばかりが勝ってしまったりして(セーム シュルト選手等の事です)
全体のレベルが低過ぎれば、これからも存続していくのは難しいでしょう。
その意味でもパッキャオ選手の偉業は通常では考えられない奇跡に近いものがあります。
昨日良く見ると6Rのボディーブロー以外にも、ロープ際でマルガリート選手の左アッパーを
喰ったシーンがありました。
しかしパッキャオ選手はすぐに反撃してさらなる攻撃を許しませんでした。
この辺りが非凡なところで昔マ−ビン ハグラー選手を破ったシュガー レイ レナード選手にも
同じ物を感じました。
つまり試合を演劇に例えるならば主役は俺だとアピールしているようなものです。
それにしてもマルガリート選手はタフでしたがダメ−ジは深刻なもので眼窩底骨折をしていた模様です。
ついていたセコンドもお粗末ならレフェリーもお粗末でした。
本来なら10Rで止めるべきです。
パッキャオ選手と戦うとコットやデラホーヤ選手のようなディフェンスが巧みな者も顔面を打たれ過ぎて
ボコボコに腫れてしまいます。
解説者のジョー小泉氏が言っていたように余程、命中率が高くてよけられない種類のパンチなのでしょう。
対戦が熱望されるフロイド メイウェザー選手は果たして避けきる事ができるのでしょうか?
いずれにしてもボクシング史上に永遠に語り継がれる試合になる事だけは間違いなさそうです。