ガルシアへの手紙

昨日ふと、テーブルを見てみると

何年か前にスタッフが近くで開業している小池先生のところで

頂いてきたガルシアへの手紙という小冊子が置いてあるのが

目にとまりました。

今改めて読み返してみると当時気が付かなかった事がたくさんあります。

ガルシアへ手紙を届けるにはどうしたらよいか?

という漠然としたテーマなのですが、ゴールだけが設定してあり

それには具体的にどうしたらよいかといったマ二ュアルは

全く書いてありません。

ルールだけが決まっているサッカーの試合でブラジル代表とドイツ代表

が戦っているようなものです。

つまり、今戦って仮にブラジルが2対1で勝利したとしても、

それがブラジルのシステムがドイツのそれより優れているとは

断定できないという事なのです。

例えがよくないかもしれないが、勝つために努力をするのは当たり前ですが

自分たちが信じる最も素晴らしいと思うサッカーを目指す途中経過

として成績が出るのは仕方ないが、そこまでのやり方は数え切れない

程あるということなのです。

つまり人の物真似をして一時的には好結果が得られたとしても

それが本心から望んだものでなければすぐにダメになるという

ことなのです。

我々の仕事に置き換えてみると仮にどんなに最初の志が高かった

としても、次第に利潤の追求だけが目的になってしまうと

必ず衰退していきます。

かといってまったく経営を考えないことは論外です。

絶えず動いている世の中でどうやったら強い企業理念を

保ち続けられるのか?

ガルシアへ手紙を届けられるようになるには経営者自身の成長が

深くかかわっており、並大抵な事ではありません。

ただ座して我慢しているだけでは何も変わりません。

一つだけ解ってきた事があります。

それは1人では決して手紙は届けられないという事です。

仕事を通して成長する事しかないのかなとも思います。

生活を得る手段にしてはダメだということです。

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