インプラントと総選挙
インプラント治療について最近気がついたことについて触れたいと思います。
最近インプラント治療をしている時に感じる事は抜歯した後の掻破の大切さです。
先日も10年以上も前に抜歯したところにインプラントを埋入しようとしたところ
骨が完全にできていませんでした。
他院で抜歯したものですが他人事ではありません。
歯茎を切開して骨をむきだしにする治療は日常ではそうあるものではありません。
ただインプラント治療には必ずついてまわるものなのです。
骨ができなかった理由は抜歯時の掻破不足です。
口腔外科の基本的な術技が出来ていないと大変なことになってしまいます。
昨今NHKで放送されたような準備不足と思われるような症例は論外ですが
術者が基本に立ち戻って丁寧な治療を心がけないといくら最先端の医療機器があったとしても
無用の長物になってしまいます。
インプラント治療を看板に掲げている歯科医院は大変多いですが
先日の5Dで学んだ症例の中には骨延長術のような複雑で高度なテクニックを必要とされる
ものもあります。自分に出来る事と出来ない事は何か。それを見極める事が一番大切です。
私は自分の力量と技術を考慮しながら成功率を100%に近ずけるべく努力していきたいと思います。
さて今日は総選挙ですが恐らく予想は自民党に政権が戻ると思います。
そしてどうなるかというと
何も変わらないまま、失われた20年を繰り返す事になると思います。
ポピュリズム つまり衆愚政治の典型です。
民主党に任せる選択をしても3年も我慢する事ができない。
日本はまだ既得権益に守られている人がたくさんいて大きな改革をするのが難しいのが現状です。
本当はあらゆる事が制度疲労を起こしていて進路を変えなければいけない時期にきているのに
真実を見つめようともしない。
私もその一人ですが選挙は難しい選択になりそうです。