生後5〜6ヶ月の赤ちゃんにぴったり!お口を育てるおもちゃと遊び方のコツ

ご挨拶
今年は例年よりも雨が少なく、関西や九州は例年より早い梅雨明けでしたね。道端のさるすべりの赤い花が青い夏空に良く似合います。
個人的には、中庭で今年は、3組の鴨の子育てを一ヶ月楽しませてもらいましたが、昨日ですべて鴨たちの多摩川への巣立ち、お引越しが終わりました。
約一ヶ月、母鴨は不眠不休で子鴨たちを育てます。都会のマンションの中庭でもカラスや蛇、別の鴨などの天敵がいる中、全ての子鴨が育つのではありません。毎朝、祈るような気持ちで中庭に行き可愛い親子が池の中を泳いだり餌を食べる様子、眠る様子を見せてもらいました。
今月は、先月の続きで生後5ヶ~6ヶ月の【0歳のおもちゃと遊び方のコツ、お口が閉じるおもちゃ】についてシェアしていきます。
🍎生後5ヶ月~6ヶ月のこどもの様子🍎
この時期は内面的には大きな変化や成長があるときです。専門的な言葉では、中核自己感がスタートします。人間らしい感情が豊かになりはしゃいだり、ニコニコしたり、イライラするようになる。感情の分化が進みます。
感情の分化
- 苦痛、満足、興味の3つの感情を備える
- 苦痛から悲しみと嫌悪、満足から喜びの感情が生まれる
- 怒り、恐怖、驚きの3つの感情が加わる
※一時感情の土台は6ヶ月までにできる
体や口の成長の色々
- 黒目が大きくなる。気になるものがあるとそこをよく見て手を伸ばそうとする、取ろうとする。
- 口をおおきく広げてくわえる。口角が横に大きく広がる。唇の横方向への動きを促します。この後、歯が生えてくる。
この時期に必要なおもちゃ
- 口を横に広げる事が出来るおもちゃ、例えば、いかちゃん(今は、販売していません。)
- 横に平べったいおもちゃ、リング型のおもちゃは卒業、ハチちゃん、キリンのソフィーちゃん(下に詳細を書きます。)などが、この時期お口を閉じるために適している。
🍎重要🍎
この時期は、中核自己感の成長が目まぐるしく自分が明確になり、自他の分化が芽生えます。
興味を色々なものに示すようになる好奇心の芽生えは、探索活動につながります。
自他の分化が他者への気づきになりこれが身体的移動の重要な動機となります。
この時期の行動
- 移動は、動機が明確でないと成立しない
- 体が落ち着いていなく動機があいまいな子は良く泣き、ばたばたする
- ずり這いや四つ這いなどの移動が確立する
- 手の中で形を感じる。(沢山の準備期が必要)
座位の確率の前には手遊びがはかどらないことが多いです。また6ヶ月以降、一つのおもちゃでは満足しなくなることがあります。
興味の広がりは赤ちゃんの世界の広がりです。移動の範囲とかかわれる範囲を境に赤ちゃんの世界が広がります。
一方、4、5ヶ月頃は1つのおもちゃをずっとしゃぶっていられます。
6ヶ月以降のおもちゃ
- たった1つの良いおもちゃよりも多様性が必要になる
- 5本の指で握れるもの
- 何でもおもちゃになる
『かたい、ツルツル、重い、かるい、ざらざら』など沢山の感触、質感のものを、口・手で触れて、遊ぶ経験を沢山することが大切です。
私達の手は、本当に沢山の感覚を感じる事が出来きます。生活の中にある色々なもの、危なくない物は全て触ってなめての体験をすることが大事です。
赤ちゃんは、生後間もない頃は、おっぱいを見つけるために圧倒的に口が強いのですが、生後6ヶ月頃になると自分の手でも様々な経験をしていきます。これらすべてが、自分の手や口で食べる準備となり、離乳に向けて進んでいる成長なんですね。
この時期に必要なおもちゃ
キリンのソフィーちゃんは、フランスで50年以上愛されているおもちゃです。
このおもちゃは、キリンの頭、足、手、どの部分を口の中の奥まで入れてかじっても安全に作られています。素材も質感も匂いも良く研究されて作られています。
見た目にも可愛いキリンのお人形です。前歯でかじるだけでなく口の奥の歯や歯茎で噛んだり、舌を左右上下で使う事が出来るおもちゃの一つです。
具体的なおもちゃではなくとも、安全に縫い付けられたボタンを触ったり、紐を引っ張ったり、タオルを噛んだり、紙をカシャカシャしたりもいいそうです。
まとめ
お口を閉じてしっかり噛む子を育むことは、唾液が出てむし歯にしないためにはもとより、丈夫で体幹の強い体つくりのために大切なことです。
- 成長にあったおもちゃを与える事
- いろいろなものに安全に触れる事が出来る環境・空間つくり
- 観察力
未来ある子どもたちの健やかな成長のために、こういった大切なことを恵子ママとして伝えてきたいと思います。来月もこのテーマで書きますね。
むし歯予防マイスター®
野上歯科医院 hahahaサロンさくらんぼ🍒ロイヤルむし歯予防マイスター®野上恵子