赤ちゃんのお口育てに大切!月齢別おもちゃの選び方と遊び方

ねているあかちゃん

ご挨拶

新緑の美しい季節から、雨の季節になりました。路地裏や家々の角に薄い水色や紫など色とりどりの紫陽花が目を楽しませてくれます。この季節は、傘や雨具の色を明るいパステルカラーのものを選ぶようにして雨降りの日を楽しむ工夫を心掛けています。そして愛犬モナちゃんも雨の日は黄色のカッパを着てお散歩するんですよ。

今月は、先月に続き「お口が閉じるにつながるおもちゃ」の選び方のこつ、理由、遊び方を学んだことを月齢に分けアウトプットします。

新生児~2ヶ月ぐらい

体や成長の特徴

この時期は、一日18時間ぐらい寝て過ごすからと言ってただ寝ているだけではありません。寝ている時に新しい情報をキャッチして寝ていながら自分で色々な感覚、沢山の感覚を取り込もうとしていて、これを新生自己感といいます。

注目と追視の活動が強い時期です。ぼんやり目が見えるようになると見えるおもちゃを追いかけるようになります。

🍒この時期に必要なおもちゃ🍒

赤ちゃん用モビールまたは、ベッドメリー

昔から新生児が生まれると多くの家で天井から吊られてて使われてたおもちゃです。我が家も主人の両親からプレゼントされた初めてのおもちゃは、ゆりかごの歌が流れる仕掛けのこのおもちゃです。懐かしいです。

このおもちゃは、寝ている赤ちゃんの聴覚、視覚を刺激する物。万国共通で赤ちゃんが初めて出会うおもちゃです。

<モビールを吊るす時に気を付ける点>

寝ている赤ちゃんの胸のあたりに中心が来るように吊るすことがとても重要と教わりました。

理由は、この時期は体が屈曲優位な時なので、この位置に吊るすことで無理なく子供がくるくる回るモビールを追視する事ができるからです。意外に子供の頭の後ろや離れたところに吊るしている家庭が多いようです。

また、コントラストのしっかりした色の物を選びましょう。

3~4ヶ月頃

体や成長の特徴

この時期になると体全体が屈強優位から伸展優位になり丸まった体が床に手や足が伸びてきます。

赤ちゃんは、寝ている時に頭で床を押しています。脳の成長が順調な子は、親指が外に開いてくるようになり、指しゃぶりをするようになります。親指が開くが大事です。

正中位指向、胸の所で手を合わせるようになり、これは手への気付きです。

口腔内の感覚も芽生えます。まずは前歯付近の歯根膜の知覚の認知です。今までは反射で唇を吸っていましたが、おもちゃや自分の指を胸の所に持ってきて、なめたり吸うようになります。

🍒この時期に必要なおもちゃ🍒

  1. オーボール:指にひっかけて遊べる事が出来る形状のもの
  2. リング型のくさりのおもちゃを2つぐらいに短く切って与える
    このリングのおもちゃは細いので、このくらいの月齢の子供も握れリングの内側をなめるようになります。
    観察上発達全体の中で舌を前方に出して遊ぶ貴重な時期です。
  3. ベビージム、まあるいお空のプレイジムマット
    寝た状態で足を上にあげておもちゃに触ろうとしたり、体の前面にむけて曲げようとします。
    自分の足を自分の手で握る事もあります。
  4. ラトル(ガラガラ振るとなるおもちゃ)
    この時期には聴覚が更に発達してくるのでガラガラをゆっくり振ってあげると右に左にと追いかけて目で追うようになる。親の声や周りの大人からの呼びかけにも喜んで反応するようになります。(随意性への気づき)
  5. リストラトル=腕につけられる布の鈴
    まだ自分の手でしっかりおもちゃを握ることが出来ない赤ちゃんでも、自分の腕を動かすと鈴の音がすることに気づき、腕を動かしたり体に腕を触れさせて音や人形が触れる感覚で遊ぶようになります。

ガラガラのもたらす知育効果

  • 聴覚の発達:音を出すことで赤ちゃんの聴覚が刺激され、音の違いを認識する力が養われます。
  • 運動機能の向上:手を振る動作が赤ちゃんの運動機能や手や目の連携を促進します。
  • 好奇心と集中力のアップ:音が出る度に何だろう?と好奇心を刺激し、集中して遊ぶ習慣がつきます。

🍒まとめ🍒

今月は、生後0~2か月までと3~4ヶ月の赤ちゃんに与えることで安定した座位の獲得が育まれるおもちゃとその理由、その時期の子供の心身の特徴を振り返ってみました。

噛むを育むためには、離乳食を開始するまでに自然な座位の獲得が大切です。

今回の勉強会のそもそもの目的は、生後間もない時期から弛まぬ愛情はもとより、成長にあったおもちゃ選びや正しい使い方が必要だということを知る事でした。

一人一人成長には個人差があり、月齢はあくまで目安である事も意識していかなければいけません。

ねんねしているこの時期の子供に適切な刺激やおもちゃが与えられていないご家庭もあるようですね。

決して高価なものでなくていいので目的と安全性を確認しながら子供の様子をよく確認し、赤ちゃんの成長に合ったおもちゃを選んでいくことが大切であることを教えて頂きました。

むし歯予防マイスター®

野上歯科医院 hahahaサロンさくらんぼ🍒ロイヤルむし歯予防マイスター®野上恵子