赤ちゃんの歯磨き嫌いを防ぐ!0歳からできる楽しい仕上げ磨きのコツ

歯磨きをする赤ちゃんとお母さんの手

ご挨拶

今年は2月2日が節分でしたね。四季折々にある日本の行事の中でも節分に込められる意味は、季節の変わり目である立春を指し、無病息災を願う行事だという事です。

我が家でも先程愛犬モナと一緒に豆まきをして歳の数だけ豆を食べました。

院長も私も年の数の豆を食べるのは大変になってきました (笑)健康で今年も一年仕事もプライベートも充実させていきたいです。 

はぐかむ®︎のイベントで学んだこと

今月は、先日参加した【はぐかむ®︎オンラインイベント~赤ちゃんから出来る歯磨き大好きになっちゃう方法~】で学んだ事をご紹介します。

世間一般では、我が子の仕上げ磨きでお困りの親御様が多いようですね。「大切な我が子をむし歯にしたくない❣」と願いながらも仕上げ歯磨きでてこずるご家庭が多いようですが、今回お伝えすることを早い時期から知り、子育て中に取り入れてもらうだけで簡単に歯ブラシタイムが大好きになります。

たいていのお母様方は、正しいブラッシングをしょうと求めるとうまくいかない事が多いようですね。ではどうしたら良いのでしょうか?

🍎歯ブラシが大好きになる3つのポイント🍎

  • 楽しい時間であること
  • 心地よいこと
  • お子様の口・心・体に合った対応が出来ていること

①楽しい時間であることの注意点

①の注意点は、楽しい時間であるためにはママやパパと遊ぶ時間の延長であるといいですね。

生後3ヶ月ぐらいの出来るだけ早い時期から毎日ご家庭ごとの続けやすい時間に続けるといいようです。まだ歯が生えていない時期から手遊び歌などを取り入れて体に触れスキンシップの時間(タッチング)を多く持つようにするといいですね。

最近手遊び歌もYouTubeで沢山紹介されていますが、「きゅうりの歌」や「クリームパンの歌」、「高い山、低い山谷底どんどん」「大好きだよー」などをお子様にしてあげることでより親子の触れ合いも楽しい時間になります。

この二つの手遊びにはある工夫があります。赤ちゃんの手や足等末端から、一番敏感なお口や頭などへのタッチングがプログラムされています。毎日、繰り返し積み上げてていく中でお口の周りに触られることに慣れていき習慣にしていくことが望ましいです。

0歳から遊んで積み上げましょう!『磨かねばならない!!』ではなく、親子で楽しむ時間にすることが望ましいですね。

おさらい♪
  • 🍎0歳からからの積み上げから日常の中にこの時間、歯ブラシも含めて習慣化していく
  • 🍎ブラッシングタイム=パパやママとの楽しい時間という刷り込みをし楽しい記憶にする

②心地よいことの注意点

②の心地よさの所の注意点は、歯ブラシをするようになったら※上唇小帯を指を横にしてカバーして決して痛くしない工夫です。

※上唇小帯とは指で上唇を持ち上げると、中央に見える上の前歯と歯ぐきをつないでいる薄い筋ことです。

そして一歳前の乳歯が生えてきたら軟らかい歯ブラシを手早くちょこちょこ当ててあげること。手遊びの延長にささっと出来るようにお尻の下に仕上歯ブラシを準備しておく事も重要です。

この時期の子供の集中力は、ほんの数秒です。ママの準備が大事です。

まだ、ねちょねちょプラークになるような砂糖類を食べていないので、歯ブラシと歯の表面をゴシゴシこする必要はありません。歯ブラシの毛先の感覚になれていくことが大切です。

おさらい♪
  • 🍎決して痛くしない
  • 🍎スピーディーに済ます。3秒ぐらい。

③お子様の口・心・体に合った対応が出来ていることの注意点

③お子様の口・心・体に合った対応が出来ていることの注意点

🍍0歳児の場合

この時期の成長は目まぐるしいです。生後4ヶ月ぐらいから手で物を握り口にものを入れるようになったらシリコン素材の歯固めなどを色々なめたり噛ませる。

小さな乳歯が生えてきたら、危なくない輪っかになって、先に少し軟らかい歯ブラシがついた物などにも、自然と触れさせておくと、いざ歯ブラシを使うようになってもスムーズにいきます。

仕上げは手遊びなどのタッチングの後子供がごろんとしたすきに、1.2.3ぐらいのリズムで、こちょこちょと柔らかい歯ブラシで磨きましょう。出来たら沢山褒め、「さっぱりしたね」と声かけてください。

🍍1歳児から2歳児

この時期のお子様は、自分でやりたい時期です。その自分でやりたい気持ちを大切にしてあげることが大事です。

立つことが出来るようになりウロウロするようになるので、お子様に自分で持って歩いても喉をつかない危なくない歯ブラシを持たせましょう。

「座って磨こうね」とお約束することも大事です。

また、まねっこが大好きな時期でもあります。

ママにもパパにもぬいぐるみなどにもお子様に歯ブラシしてもらいましょう。

お子様の成長段階を観察した環境や歯ブラシを準備し、自分でやらせてあげてください。それら全てが、自立心を育むことにつながります。

🍍2歳児

この時期のお子様は、なんでも理解できるようになっているようです。ただ、まだ話せないだけ。なぜママやパパが歯ブラシをお子さんにしたいのかを、お子さんが理解できる言葉で伝えてみてくださいね、きっと伝わります。

早い時期から親子で歯ブラシの時間も楽しい時間の記憶を積み上げると、一人で診療室の診療台に座れる子もいます。生活の中に歯ブラシする習慣をつけていく時期です。

🍍3歳児

0歳児から仕上げ磨きをしているご家庭では習慣になっているので、「できる」が積みあがっています。歯ブラシの時間になるとゴロンとあお向けになります。何故なら歯ブラシタイムが心地よく好きになっているからです。こうなると、しめたものですね🍒

では・・・

3歳以上で今まで仕上げ磨きをしてこなくて歯ブラシを嫌がるお子様にはどうしたらよいのでしょうか?

簡単ではありませんがやはりスキンシップタイムからその子の好きなキャラクターの歯ブラシを使ったり歯ブラシする意味を丁寧に根気強く伝えていってください。そしてこの年代も3つのポイントに気を付けることが大切です。

🍒まとめ🍒

大切な我が子をむし歯にしないためには、規則正しい生活のリズムや離乳食期からの関わり方やその内容等色々ありますが歯ブラシの時間を大好きにしていくことを生まれてすぐの早い時間から取り入れてくださることを願います。

歯磨きタイムが好きになりむし歯の無い子に育つばかりでなく温かなスキンシップや触れ合いから情緒豊かで思いやりのある良いお子様に育つはずです。そして私達は診療室のなかで出会う保護者にこのことをお伝えしていきたいです。

むし歯予防マイスター®

野上歯科医院 hahahaサロンさくらんぼ🍒ロイヤルむし歯予防マイスター®野上恵子