寄り添いの気持ちを一番に!信頼を大切にする野上歯科の怖くない治療
ご挨拶
秋のお彼岸の今日、関東地方はやっと秋らしい爽やかな日になりました。
今回は田舎にお墓参りに帰れないので、両家の父の好物だった栗蒸し羊羹と秋のお花コスモスや桔梗、ワレモコウを仏さまにお供えしました。自分が今出来る形で亡くなった方を偲びお参りするというスタイルでもご供養になるのではないでしょうか?皆様は、どのようにお彼岸や秋の休日をお過ごしでしょうか?
野上歯科医院が大事にしていること
今月は、先日野上歯科医院で実際にあった嬉しい出来事をご紹介します。
歯医者さんがこわい女の子との出会い
ある土曜日にお母さんに付き添われて8歳の女の子が初診でお見えになりました。過去の麻酔や治療にまつわる辛い出来事からそのお子様は、治療が必要なむし歯が沢山あるのに診療台に座るのがやっとでお口を開ける事も質問に答える事もできない様子でした。
この日は院長に代わり娘の瑶子がそのお子様を担当しました。次女は歯科医師になって3年目。隔週の土曜日に野上歯科医院に勤務しております。
そのお口も開かず目も合わせてくれない女の子に挨拶を交わし、「もしも良かったら今までの辛かったことや、どんなことが怖かったか?先生に教えてくれる?」ってお話ししましたがお返事は帰ってきません。そこからどうするのか?と眺めていました。
少しずつ丁寧に築く信頼と成功
娘は、「歯医者さんは、怖い感じがする機械や機材が沢山あるよね。だから今日は先生と一緒に歯医者さんごっこ、キッザニアのように歯医者さん探検をしてみない」と持ちかけました。
そして、「今日はよく来てくれました」とご挨拶。握手(宜しくの握手!)
うがいをガラガラ出来るかな?
はい上手にできたね!
そしてユニット周りの体験に移ります。
これは、エアーって言ってシューと空気で唾をはじいたりばい菌を飛ばしたり治すところをよく見えるために使うんだよ。先生に、シューっとかけてみて。
ワー!
こんどは、●●ちゃんにかけてみるよ
『シュー』
どう?
大丈夫
うん❤、凄いね。
今度は、掃除機君みたいにシューって唾や削りかす、要らない物をどんどん吸い取ってくれる強い味方だよ。
と、この機械も互いにやりっこその他の機材も体験させました。
少しずつ表情が軟らかくなってきました。そのあたりで、
「●●ちゃん、ここまで上手にできたね」
●●ちゃん、ここまで上手にできたね。
今日は、上の前歯を機械を使ってコロコロお掃除してあげる。もしも痛かったすぐに手を止めるからね。
と尋ねたらOKが出ました。
結局この日に、歯のクリーニングとアリさんのように小さなむし歯も2本治療出来たのです。
ハンドバックを握りしめて一部始終見ていたお母さんの目からは、涙がこぼれはじめ目を合わせなかった●●ちゃんは、はにかむような笑顔も見せて、次回の予約を取って帰られました。
その時の様子を診療室で他の患者様のメインテナンスをしていた衛生士さんも他のスタッフさんもそこにいた患者様の全体がお耳をダンボにしていたと思います。
温かな一体感が生まれました🍒
どんな立派な言葉を並べるよりも行動が人を動かすんだな。人を応援できる人間にさせてもらったんだなと私も何とも言えない感動が込み上げてきた経験をしました。
誰もが安心できる歯医者さんを目指して
歯医者での治療は、「怖い」と言われる方が多いと思います。
大人なお方も朝から心臓がバクバクして憂鬱だという方もあります。野上歯科医院はその怖い気持ちを正直に言っていただけるように、そしてその気持ちを大切に受け取って診療を行っています。
そしてこの日、次女の瑶子がこのお子様と大切にしたかったのは、信頼関係(ラポール)の構築と小さな階段を一つずつ上る経験(スモールステップ)を確実に上ることで【出来たという自信の経験から安心して治療を受ける子になって欲しい】という事だと思います。
どんな人にもどのお子様にも色々なバックボーンや事情、性格、気質があると思います。
毎日様々なお悩みのご相談をお受けします。その時に先程述べた、考え方や接し方、進め方が最も大切なことではないかと考えています。
私は一人の母親としていつも我が子を見るときにまだまだ足りないと心配したり、口やかましく注意をすることもありますが、歯科医師としてまだ3年生の娘は、治療技術はまだまだ未熟ではあるかもしれませんが、一番大切なことが彼女の診療姿勢から垣間見られた嬉しい出来事でした。
この患者様に限らず、一人ひとりの患者様のスモールステップを大切にして安心して通院頂ける野上歯科医院であるために、これからもスタッフの皆様と力を合わせて努力してまいります。
むし歯予防マイスター®
野上歯科医院 hahahaサロンさくらんぼ🍒ロイヤルむし歯予防マイスター®野上恵子